気まぐれな人の修理記

怠惰な人が好き勝手書きたいことを書くブログです。

【TASCAM US1x2HR】お安くゲット。そして改造へ…

皆さんこんにちは。
さて、このブログも開設してから1年になるのに、まともな記事を一回も投稿していないこの体たらくぶりだが、ネタができたので書いておこうと思う。

US-1x2HRを入手!

とてもきれいな状態で届いた

ハイレゾ対応に加えてRCA入出力がついているこのオーディオインターフェイス、定価だと1万ちょい位のお値段するのだが某オークションでジャンク品を送料込み約2500円で入手することができた。ほかの入札者が現れなくてラッキーだった。

早速PCにつないでドライバをインストールしたのち動作確認。なんとこれが普通に動くではありませんか。手持ちのヘッドホンSONY MDR-7506で試聴した。
ファーストインプレッションは、
「おお、これがハイレゾか!」(なおヘッドホンはハイレゾに対応していない模様)
という感じ。

今までずっとスマホのイヤホンジャックやPCのオンボードオーディオを使ってきた身としては感動ものだった。
音圧が同じヘッドホンとは思えないほど上がるし、しっかり全音域でバランスよく音が鳴っている感じ。いかにスマホが力不足かを思い知らされた。

が、しかし

天板を外した後


オーディオいじり大好きマンからすればやはり中身も気になる...
ということで分解。

まず気になったのはコンデンサー。TASCAMはあのTEACの子会社だし、当然ニチコンなりエルナーなり国産のものがのっかっていると勝手に妄想していたが、印字を確認すると、「UNITED」「Hi-Q」と記された二種類のコンデンサーがあった。
詳しく調べると「UNITED」は「United Chemi-Con」というアメリカの企業で、日本ケミコンが100%出資しているらしい。「Hi-Q」は調べても詳細不明。

もしかしたら音響用グレードのものかもしれないけどちょっとこれは残念な感じかも。初めて見るメーカーなので正直う~んとなってしまう。でも改造のし甲斐のある部分を見つけられたので全然OK。

音響用コンデンサーに交換

友人たちと秋葉原に行く機会があったので秋月電子で揃えた。
今回改造に使ったのは以下のパーツたち。

  • nichicon FG
  • nichicon KZ

みんなはマネしないようにしよう。燃えるぞ。

音響用コンデンサーにあるあるなのが、標準品に比べてサイズが大きくなること。
今回も「頑張ればどうにか載せられるだろ」と高をくくっていたが、小型のオーディオI/Fとなると話は別。見ての通りコンデンサーのすし詰め状態。私もコンデンサーを倒して2つ重ねたり、ましてや銅線で延長してコンデンサーを逆さまにくっつけるなんてことはやりたくはなかったが、買ってしまったのだからしょうがない。
これが無鉄砲な悪い癖である。

交換後は5、6時間くらいエージングをしてから再び試聴。うん、素晴らしい。
より分厚くて奥行きのある音が出るようになった。部品代合計で1000円以下に抑えることができたので非常にコスパがいいものに仕上げることができた。

冒頭にも書いたが、こいつにはRCAの入出力がついていて、低価格帯ではとても珍しい仕様。当初はPCとカセットデッキとをつないで録音再生できれば楽しいかなと思って買ったが、ヘッドホンアンプとしても十分に活躍してくれている。

これで有線ヘッドホンの沼にどっぷり漬かれる...

それではまた。